いつものカフェでいつものモーニング。いつものバタートーストの味。いつもと同じ夏の始まりの暑い朝。
小牧図書館は今日も勉強する若者でいっぱい。
私はいつものように雑誌を数冊取ってよみふける。「クロワッサン」も「婦人公論」もいいが、何と言っても「暮らしの手帳」が読み甲斐がある。何か残るものがあるのだ。ちょっとした料理のレシピも、手芸の記事も、意外性の度合いが痒い所に手が届く。写真もちょうどよく綺麗すぎない。
2時間ほど読んで、持って行った水稲の冷水をのんで一息休憩。あとは借りて帰る本を探そう。目に負担がかからないように、休み休み読める桜庭一樹の短編集を。また赤目になってはかなわんので。
しかし今日読んだ「婦人公論」で一つの記事が心に残った。テーマは「結婚」である。
夫婦別姓のために事実婚を選択した女性。70歳を過ぎて80歳代の男性と結婚した女性。さまざまな結婚の在り方があるが、人生が一度しかないためにその選択は慎重にならざるを得ない。
それでもこの記事に取り上げられた女性たちはみな、今の自分に正直に生きている。そのように腹の座った人の顔はみなさん美しいと思う。心に膿が溜まってないのだろう。
そんな記事を読む私の隣で、海外物のファンタジー小説を探してきて読む相方。この人生は悪くなかったのか?