今年の桜はいつもと違う。桜の花は同じだけれど、冬が長かったり、雨の日が続いたりと、桜が一斉に満開になるのを邪魔されている。
そんな中、今年も平日の短い昼休憩に花見を強行する。昼のチャイムと同時にバーッと行って帰ってくるのが楽しいのだ。
ここは会社の近くの神社。(何という神社か知らない)春日井市はまだ1分咲きぐらいなのに、ここだけ五分ほど咲いていた。
風が強いのが難ありだったが、社屋から出られることでリラックスできる。
4月1日の人事異動ネタをおかずにして、お弁当のほかに花見団子やお菓子も頬張る。上がった人よりも下がった人の話の方が盛り上がるのは申し訳ないと思いつつ。
厳しい冬も、灼熱の夏もとおりぬけ、桜はちゃんと咲く。それも何事もなかったかのように涼しげな様子で美しく咲く。人間にはこれほどの我慢強さは無いかもしれないけど、その生きざまにあこがれる。パッと散るというところも魅力の一つである。