会社では毎日何かの問題が起きる。そのたびにこれはどこの部署が処理する案件かが問題になる。
わが社は医療機器のメーカーである。最近、ある消耗品の製造年月日が2007年と判明した。
買ってすぐに壊れた、というクレームでそのことが明るみに出たのだ。それなのに製品管理の部署の人たちはどこで処理するかを考えるのに必死である。
おいおい、ちょっと黄ばんだその商品、恥ずかしくないのか?と思いきや、「この商品には使用期限はありますか」と聞いてきた。
まあそりゃ無いけどさ。そういう問題じゃないよね。
それでも在庫がけっこうあるので廃棄するのも処理が難しいらしい。
そこでどの部署が引き受けるのかと、堂々巡りになっている。押し付け合いだ。
で、結局その商品、結論が出ないまま在庫として倉庫に残っている。
ほとんど売れてないから、そのまま忘れられるだろう。ドヒャだ。